メジャーリーグについて

Major League Baseball (略称：MLB)

メジャーリーグベースボール（MLB）は、アメリカ合衆国及びカナダ所在の合計30球団により編成される、世界最高峰のプロ野球リーグ。北米4代プロスポーツリーグ（野球、アメリカンフットボール、アイスホッケー、バスケットボール）の一つ。厳密には、1903年に発足したナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグの共同事業機構で、両リーグの統一的運営をしている。 MLBは、ナショナルリーグとアメリカンリーグの2リーグ（各15球団）からなり、アメリカ合衆国に本拠地を置く29球団（アメリカンリーグ14球団、ナショナルリーグ15球団）とカナダ・トロントに本拠地を置く1球団（アメリカンリーグ所在）の全30球団から編成される。各チームはリーグごとに東地区、中地区、西地区に所属する。

アメリカ野球階層

メジャーリーグベースボール

Major League Baseball（略称：MLB）

MLBが自負する世界最高峰

アメリカ国内のベースボールリーグである「Major League Baseball」は、「アメリカンリーグ（American League）」と「ナショナルリーグ（National League）」によって構成されています。両リーグの２チームが優勝を争う試合は「ワールドシリーズ（World Series）」と呼ばれています。

一般的に「ワールド」という言葉がつく大会は、言葉の通り様々な国や地域選手が競う大会のことを指します。しかし、アメリカでは「MLBが世界最高のベースボールリーグである」という自負があるため、オリンピックやWBC（ワールドベースボールクラシック：World Baseball Classic）といった国際大会には、MLBのトップクラスの選手が出場しないことも珍しくありません。

今後のMLBと独立リーグそれぞれの役割

MLBは、その傘下に幾重にも重なるファームリーグを保有しています。一般には、レベル順に3A、2A、1A、ルーキーと分かれていますが、その実態はもう少し複雑です。また、階級ごとに球団を保有し、さらにそこからいくつかのリーグが存在しています。そもそも日本のように企業が後押しする社会人野球が存在しないアメリカでは、MLBが学校卒業後の有望株を丸抱えしています。従来、本当の意味でプロと言えるのは2Aまでとも言われ、1A以下は「プロ予備軍」的な見方もされています。この度、「プロ予備軍」の選手を有給で抱えることをやめたMLBは、選手の育成を日本のNPB同様に外注したため、マイナーリーグが消えつつあります。代わりの独立リーグと提携を結び、育成中の独立リーグ選手に注目が集まっています。このような背景から、アメリカの独立リーグの存在は今後さらに確かなものになっていきます。今回開催されるトライアウトは、上位リーグへ移籍の多い「エンパイアリーグ」が主催です。この大波に乗り、日本の有望な選手を野球界の頂点へ！

スポーツ大国アメリカの野球

日本でも野球は人気のあるスポーツです。野球にアメリカンフットボール（NFL）、バスケットボール（NBA）、アイスホッケー（NHL）を加えたアメリカ４大スポーツは、アメリカで特に人気の高いスポーツです。今回目指すMLBは、冒頭で説明した通り「ナショナルリーグ」と「アメリカンリーグ」の２つのリーグで成り立っています。現在、MLBに所属する30球団はアメリカの17州とコロンビア特別区、カナダの1州にそれぞれ本拠地を置いています。両リーグともに15球団あり、さらに各リーグに所属するチームは地図上で東中西の3つの地区に分かれ、各地区5球団で構成されています。